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2019-05-27きゅうすスキッターを自作する

スキッターの自作と
ポットの使い方

 スキッターの話の続きです。かうひい屋の旧ホームページ「きゅうすスキッター」の項から新たに書き直しています。

かうひい屋のコーヒーポットは、ユキワM5の注ぎ口を、ペンチでつぶしていて、きゅうすスキッターが入らないことは分かっていましたので、まずは銅線で自作してみました。

その結果、点滴のしやすさという点で、大変良好な結果でしたので、きゅうすスキッターを仕入れて販売を始めました。

左図はいくつかの試作品の内、初期のものです。ぐらぐらと安定しないなど不満はありましたが、点滴の具合は期待を持たせるものでした。

現在の安定形です。奥行きを深くして、ポットの内面とワイヤーの接触部分を多くした結果、柔らかなバネでも安定するようになりました。かうひい屋自身は、現在でもこれを使っています。

気をつけるところ

ポットが琺瑯製品の場合などは、針金を利用して作ったものは、ポットに傷をつける可能性があります。その場合は、商品のきゅうすスキッターの方が、バネが自然で柔らかく安心です。

ポットの使い方

きゅうすスキッターを数ミリ前に出してみる
傾けてみる
水滴、水の流れが安定するようです。
時として、ポットを傾けてみる
普段から、無意識になさっている方も多いと思われますが、意識してテクニックとして取り入れてみて下さい。

両手でポットを持ってみる
ポットが重いかどうかにかかわらず、片手でポットを、もう一方の手でタオルを持ち、両手でポットをかかえてみて下さい。ポットの先が格段に安定します。 安定的に注ぐことが出来れば、好みの方向に味を変化させることが出来、珈琲の味がワンランクアップします。
湯の温度を下げてみる
ゆっくり注げるようになると、珈琲の味が少し重く感じられるかも知れません。以前のスピードに戻ることも考えられますが、 湯の温度を「少し」下げることで、まろやかさとコクを両立させることが出来れば最高です。
手軽に「少し」温度を下げるには、煎茶の「湯冷まし」の要領で、湯沸かしヤカンからドリップポットに注ぐ湯の、一部分、または全量を、いったん別の容器に移してから、ドリップポットに注ぎます。