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2019-08-22ベートーヴェンのコーヒー

60何粒か

バッハ
バッハ

ドイツ語で Kaffee を検索すると、Bach Kaffee や Beethoven Kaffee という商品名や店名が出てきます。そうでした!、バッハは「コーヒーカンタータ」などでコーヒーには馴染みがありますし、かうひい屋でも何度か文章にしたことがあります。

ベートーヴェンが60何粒かのコーヒー豆を律儀に数えて淹れたと言う話も以前(昭和時代)から読んでいましたが、文章にしたことはありませんでした。なぜなら、60何粒か忘れてしまったからです。

今回改めて検索してみると、60粒が圧倒的多数で、私はなぜか、そんなに切りのいい数字ではなかったと思い込んでいるのですが、多勢に無勢です。

ベートーヴェンのコーヒーはうまかったか

ベートーヴェン
ベートーヴェン

そのコーヒーをトルコ式で、水とともに小さな鍋(イグリプ)で煮出して、粉が沈むのを待って上澄みを小さな縦長のカップに注ぎ、さらに粉が落ち着くのを待って飲んだであろうと思われます。上澄みを飲みやすくするために、カップは縦長である必要があります。

ベートーヴェンがおいしいコーヒーを飲んでいたかどうかは、分かりませんが、ベートーヴェンの作った料理はまずかったと言う話はあります。その上料理を作って人に出すのが好きだったので、大先生の作った料理を断れない客人達は、生の果物などが出ると大変喜んで食べたそうです。

未知のベートーヴェンスケッチ

カフェのベートーヴェン

さて、ネット検索をしていると左図のようなベートーヴェンのスケッチに行き当たりました。初めて見るもので、出自を疑いましたが、ベートーヴェンの生まれ故郷ボンのベートーヴェンハウスで紹介されていました。

1823年当時学生としてウイーンにいた人が、カフェで偶然ベートーヴェンに出会い、気づかれないようにスケッチしたもののようで、絵はアマチュアのようです。当時、肖像画と言えば、画家が想像したものか、画家に対してポーズをとったものしかありませんから、スナップ写真のように気取らない姿のベートーヴェン像は貴重です。

絵が稚拙な感じがしますが、プロの画家かデフォルメしたものより信頼性があります(プロの絵には、ベートーヴェンがパイプを吹かしているものはなかったと思います)。

ベートーヴェンが飲んだコーヒー

コーヒーカップ

私たちには、テーブルに置かれているカップの形や大きさも貴重な情報です。カップに取っ手がありませんが、描いてないのではなく、ないのだと思います。 形が縦長で、小さく、「トルコ式で飲んだ」という推理も、まだそのままでいいと思います。

先ほど書いたことの訂正ですが、ベートーヴェンは日常的にカフェに通ってプロのコーヒーを飲み、時にはコーヒー談義もしたでしょうから、ベートーヴェンのコーヒーは料理よりもまともだったのではないでしょうか。