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2019-07-06XRAINをご存知ですか?

雨の季節

 1991年に開店のかうひい屋は、12年後の2003年に初めて、梅雨末期の大雨による河川の氾濫で洪水に遭い、以後落ち着かない夏を過ごすようになりました。勢い、ネット上の気象情報サイトに詳しくなりました。

スマホ用XRAINの画面

 そして「降雨の現況」を知るために頼りにしていたのがXRAIN(エックスレイン)で、「地図上に雨量をリアルタイムで表示する」サイトです。災害時のみならず 、日常生活にも役立つサイトです。数年前から、気象の話になるたびに「XRAINと言うのをご存知ですか?」と聞くのですが、「いえ、知らなかった」という答えも意外に多く、もったいないと思っていました(スマホ・アプリとして組み込まれている例もあります)。

 雨の季節、使える便利サイトとして、XRAINを紹介します。


XRAINとは

 X-Rainは国土交通省が運営するサイトで、データは1分ごとに細かく更新され、最新のデータが表示されますから、「今から雨が降るであろう」または「止むであろう」等の判断が出来ます。予想サイトではなく、あくまで「変化する現況を克明に伝える」のがミソです。

 興味をお持ちの方は、サイトを表示し、ご自分の居場所等、所定の場所を画面の中央にして、ブックマークして下さい。

 それぞれの特徴として、PC版は最も早くから運用が始まり、XRAINのスタンダードと言えますが、表示領域が限定されていて、PCのディスプレーに対して手狭な印象があります。また、広域を俯瞰したい場合の縮小地図も九州の大きさが最小と、物足りない感があります。

遅れてスタートしたスマホ版は、ディスプレーいっぱいに表示する設計で、縮小地図も九州から東北までをカバーするなど、改良が見られますが、PCからはボタン操作ができないなど(マウス操作はできます)、不満が残るものでした。

進化している英語版 XRAIN 訂正して追記

 つい最近、「英語版のXRAIN」がトライアル・バージョンとしてスタートしていることに気が付きました。

 英語版では、上記の画面表示が狭い問題、PCからボタン操作ができない問題などが解決されていました。かつ、国土交通省が管轄する全国の河川監視カメラの状況をリアルタイムで閲覧できる他、危険水域に達した河川にはチェックが入るなど、多機能を目指していることが分かります。

 初稿では、PC版のXRAINの画面が小さいので、どうにかしてPCの画面いっぱいに地図を広げることが出来ないかと、「PCの画面を大型タブレットのように」と、少々マニアックな内容を掲載していましたが、その問題は英語版のXRAINが解決していることに気が付きましたので、前記事を削除し、英語版XRAINについて追記しました。